日本沈没を面白がる
この前あるセミナーで、幻冬舎の箕輪さんっていう方のお話を聞きにいきました。
ご存知の人も多いんじゃないかなと思うんですけど。
その方を見て3つぐらいすごく大きな気づきがあったんです。

1つ目に、箕輪さん登壇のタイミングで、出てきたと思ったら
ビール瓶片手にフラフラで酔っ払って前に座って
「今日何の話するんでしたっけ?」
みたいなこと言って、
「こんなので大丈夫?」って空気になったんだけど、
でも箕輪さんのこと知ってる人は「こういう人だよね~」っていう感じなんです。
普段からその点に関してはめちゃくちゃ一貫性があって、
本当にだらしなくて適当な人だけど、でもやるときはやるみたいな。
彼は編集者として超一流なわけですよ。
だから本当に飾らない。
本当にそのまま、ひどい姿をさらけ出して生きてらっしゃるっていう感じで(笑)

でもだからこそ一貫性があって、信頼があるっていうか彼の発する言葉は面白いなと思ったりするんです。
やっぱり存在感がある。
普通は「ちゃんとしなきゃ」ってなってそんなことできないんだけど、
「もうそんなことはどうでもよくない?」みたいなことをおっしゃってました。
2つ目に面白かったのが、このまま日本は1回沈没するんじゃないかなと思ってると。
リセッションっていうか、インフレが進んでいて本当にこのままでは日本はまずいと。

でもそうなっちゃったらいいんじゃないっていう発想でした。
箕輪さんは「めちゃくちゃ面白くない?それって!」と言っていて。
その発想なかったなと思ったのが、
「このまま日本が沈没してお金の貨幣の価値もなくなったときに、
めちゃくちゃ面白い世界が広がる。
混沌とした状況になったときに、自分たちがルールを新しく作っていく。
みんな不安があるんだけど俺にはわからない、だって絶対面白いよね、そんなの。
1回焼け野原になった方がその後絶対面白くない?」
みたいな話をしていて。
そう捉える人もいるんだなと、
そうやってポジティブにこれからの未来を捉えてるんだなと思いました。

みんなどっちかっていうと、「やばい、やばい」って
このまま日本が沈没したらどうすんのっていう、不安を感じたりするんだけど、
そうじゃなくて未来を面白がるっていう観点は面白いなと感じました。
3つ目は、大きな実績があるからこそ、そうしていられるのかもしれないと思いました。
実績も何もなくてフラフラ酔っ払っているだけじゃ言葉に説得力もないけど、
そうやって実績があるっていうのは、みんなを信頼させるには1つの武器ではあると思います。
でもそれがゴールではない。
みんなそういうのを求めたり、その大きな実績を作る必要があるって思い込んでるけど、
それが幸せかどうかって言ったらそうじゃないんですね。
自分の幸福度って自分で上げていけるなと思っています。